あたたか

ディオ
ディオ(レパルダス♂)
明るめに塗って、気持ち春らしく。気持ち程度ですけど。
我が家の数少ない猫男子です。犬ポケの子はね、沢山いるんですけどね。猫あんまりいない。
この子とチョロネコ、あとデザインだけですけどペルシアンと即席ニャルマーがいたなぁ、程度。あとニューラ系も猫でしたっけ。
トリミアンとかグラエナとか大好きですけど、猫も好きだよ。可愛い。


今日も追記に文章置いておきますね!前回のと同時進行気味に書いてたんですけど、結構できるもんだな……
かとさん宅のラザーニャさんとオーリオさんをお借りしています。
うちの子は、ジゼルとパルジファルが出てます。両方Xの子。
頂いたネタが2,3パターンほどあったので、全部詰めました!我ながら欲深い!



天気は快晴、本日の予定は無し。さて、何をしようかと思っていた矢先。
「ラザーニャくん、舞台に興味はありませんか?」
そう言って、オーリオがチケットを差し出してきた。


「舞台?」
ちらりとチケットを見ると、最近流行っている舞台のものみたいだ。……しかも、関係者席って書いてあるような?
「オーリオ、これどうしたんだよ?なんか普通のチケットじゃなさそうだけど」
「え……ああ、はい。これ、頂き物なんですよ。私の旦那様が劇団員なので、よく頂くんですけど。今回は相当気合の入った舞台らしくて、是非お友達も連れておいで、と。あ、これパンフレットです」
「へぇ~」
そういえば、オーリオがたまに舞台を観に行ってるとは思ってたけど。そういう理由か。
パンフレットを受け取って、パラパラと捲ってみる。
「舞台って、どんなのなんだ?」
「今回はミュージカルだそうです。私も初めて観るんですけれど、歌が得意な方が多いそうなので。きっと楽しいですよ」
「ふむふむ」
パンフレットに書かれたあらすじと、ついでに役者の写真をチェック。
やたらと背の高いラプラスの俳優に、気の強そうなファイアローの女の子。カエンジシの子は主演なのか。お、双子のトリミアンもいる(これ、後で聞いたんだけど、滅茶苦茶似てるだけで赤の他人なんだと!)。
「あ、この方が私の旦那様なんですけれど。彼も出ていますし、とても素敵な公演なので。是非一度見に行ってみませんか?」
照れた様子でトリミアンの俳優の写真を指差して、オーリオが言う。すっげぇ、こんなにデレデレのオーリオ初めて見たかも。
「ああ、面白そうだし。今日は何も予定無かったからな、俺も連れてってくれよ!」
「はい、是非!」
というわけで、今日の予定が決定!
本格的な舞台って初めて観るなぁ。ワクワクしながら、チケットを一枚受け取った。


******


オーリオに連れられて、劇場の中に入る。
流石、もう慣れてるのかオーリオはすいすいと座席に向かっていった。入り口でも、チケットを見せる前にスタッフが気付いてたみたいだし。ほぼ顔パスじゃん。
「この席、こちらからもよく観えますけど、舞台からも見えるそうですよ」
「へぇ、特等席じゃん。オーリオ凄いな~」
「私が、というより、座長さんの御厚意なんですけどね。この席は私にとってちょっと特別な席ですし……」
にこにこと座席に着くオーリオに倣って、俺も着席。確かに、舞台がよく観える!
「楽しみだな、あ、何時始まるんだ?」
「もうすぐですよ。あ、ほら」
丁度のタイミングで、上演開始のブザーが鳴る。
上演中は静かにしなきゃな!慌てて口を閉じて、舞台に集中した。


******


「は~!凄かったな!」
「はい、凄かったですね!」
無事に公演が終了し、俺とオーリオは興奮が冷めないまま座席を立つ。
「あれさぁ、本当に役者?もう殆ど歌手じゃん!俺びっくりしたわ」
「私も驚きました。お上手だとは聞いていましたが、あんなに凄いだなんて……!」
今回はミュージカルってことで、歌が多かったんだけど。これがまぁ、上手いのなんの!
「あの、背の高い人いたじゃん。あの人とか凄かったな。あと、主役の女の子!俺、あの子のファンになりそうだな~笑顔も最高!」
「えっと、ファウストさんとジゼルさんですか?」
「そうそう。歌は上手いし声綺麗だし、凄かった!」
「はい。私、聴いていて震えちゃいました」
「俺も俺も!あー、帰ったら皆にも教えてやろっと!」
今度は皆も連れて来たいな!
そう思いながら劇場を出ると、オーリオはとことこと劇場の裏へ歩いていく。
「あれ、オーリオ?どこ行くんだよ。帰りはこっちだろ」
「あ、はい。そうなんですけど。ちょっとご挨拶だけしてから帰ろうかと思って……」
「挨拶?」
「ええ、劇団の方々に。頂いたチケットのお礼もしたいですし」
「あ、そういえばオーリオって劇団員の身内だもんな。裏にも入れるのか?」
「許可を頂ければ、ですけどね」
おお、なんだか凄いことになってきた。
「なぁ、俺も行っていい?」
「ラザーニャくんも、ですか?……そうですね、多分大丈夫だとは思いますけど」
「よっし!じゃ、早速行こうぜ!」
舞台観た上に、裏にまで行けるとか滅多に無いもんな!
ぐいぐいとオーリオの背中を押して、裏口へと向かった。


「オーリオ、いらっしゃい」
「お邪魔します。今回も、チケット有難う御座いました。とっても素敵でしたよ」
裏口に行くと、もうオーリオの旦那さんが先回りしてたみたいで、すぐに中に入れてくれた。
少し二人で話してたけど、旦那さんの方が俺をちらちら見てくる。気になるのかな?オーリオに俺のことを尋ねた。
「そちらの方が、お仲間の?」
「あ、はい。こちらは私の仲間で」
「ラザーニャっていいます!よろしく!」
「ラザーニャさん、ですね。俺はパルジファルといいます。本日はご来場有難う御座いました」
「あ、いえっ!こちらこそっ!」
深々とお辞儀されて、俺も慌てて頭を下げる。オーリオの旦那さん、丁寧な人だなぁ……
「今日の舞台、どうでしたか?楽しんでいただけたのなら嬉しいんですが」
「ああ、それはもう!すっごく楽しかったです!」
「有難う御座います。他の役者達も喜びますよ」
「はい!えっと、ファウストくんと、ジゼルちゃん?ですよね、主演の。あの二人とかほんっと凄くて!俺感動しちゃった!あ、パルジファルさんも!」
「俺のことはパルで良いですよ。うん、あの二人は、うちの劇団の中でも特に歌が上手いですから……あ、噂をすれば」
ふっとオーリオの旦那さん……折角だし呼ばせてもらうか。パルくんが通路の向こうに目をやる。
俺もその目線を追ってみると、向こうから歩いてくる女の子がいた。……あれって、もしかしてジゼルちゃん?
「ジゼル!ちょっとこっち来てくれる?」
パルくんが声をかけると、ジゼルちゃんはパタパタとこっちに走ってきてくれた。
「パルさん、どうかしましたか?……あ、オーリオさん。いらっしゃってたんですね」
「御無沙汰してます、ジゼルさん」
オーリオに挨拶すると、ジゼルちゃんは俺にも視線を向けた。見慣れない相手だからかな、ちょっと驚いてるみたいだ。
「えと、パルさん。こちらの方は?」
「オーリオのお仲間で、ラザーニャさん。ジゼルのこと凄いって、褒めてくれてたよ」
「えっ……!?」
「初めまして、ラザーニャっていいます!さっきの舞台観たけど、ジゼルちゃん凄かったな!俺あんな凄い歌初めて聴いたかも!」
「えっ、えっと、あの……その……あ、有難う御座います!」
俺が声を掛けると、ジゼルちゃんは真っ赤になって俯いた。……あれ?
さっきの舞台では、堂々としてて明るい子って感じだったんだけど。素はおとなしい子なのかな?
「あ、えっと、有難う、御座います。嬉しい、です…………パルさん、私、ちょっと急いでるので失礼しますね!」
「えっ、あっ、ちょっと!」
俺が呼び止めるのも聞かず、ジゼルちゃんは猛スピードで何処かへ行ってしまった。
「俺……嫌われた……!?」
一瞬顔を合わせただけなのに!?
まさかの展開に落ち込んでいると、パルくんが慌ててフォローしてくれる。
「すみません。ジゼルは人見知りが激しくて……男性相手だと、特に。あれでも本当に喜んでますし、どう返事していいか分からなかっただけで、別にラザーニャさんがどうっていうことじゃ」
「あ……はい。アリガトウゴザイマス……」
あんな態度取られたのは初めてで、正直ちょっとショック受けてる。
俺、誰とでもすぐに仲良くなれるつもりだったんだけどなぁ。
「えっと。折角ですし、他の団員とも会っていってください。きっと皆喜びます」
「え、いいんですか?是非是非!」
かなり気になるけど、ここは気を取り直して、他の人にも会ってこよう!


この後、座長さんをはじめ団員の人達に挨拶をしたけど。
結局、ジゼルちゃんは遠巻きに見てるだけでなかなか近付いてはこなかった。俺、ショック……


******


あれから数日経った。
今日はちょっと近所をぶらついてみようかな、なんて気紛れに歩き回っていた時のこと。
偶然ってのはあるもんで、街角で見覚えのある姿を見掛けた。


「ん?……あれ、ジゼルちゃん?か?」
少し先の広場にいるのは、この前舞台を観に行った時に会ったジゼルちゃん。
誰かと話してるみたいだけど……あんな奴、劇団の中にいたっけ?
挨拶した人を思い出してみるけど、心当たりはない。あ、もしかしてアレか、ジゼルちゃんのファンとか。
少し様子を見ていると、どうもジゼルちゃんは困ってるみたいだ。あからさまに腰が引けてる。
「あ、そういや人見知り激しいって言ってたもんな」
男のファンは特に苦手らしいし。まぁ、俺も逃げられたわけなんだけど。
「……でも、ほっとけないよなぁ」
困ってる子を放置するなんて、かわいそうだろ。
また逃げられたら逃げられたで、別にいいか。そう思って、駆け足で彼女に近付いた。


「ほらほら、お嬢さんが困ってるだろ」
声を掛けると、二人してバッとこっちを見た。
ファンらしき男は驚いた顔してるし、ジゼルちゃんはほっとした様子だ。やっぱり困ってたんだな。
「お嬢さんが可愛くてお近付きになりたい気持ちは分かるけど、この子の気持ちも考えてやんねーとだめだろ〜!」
なんて言いつつ、ぐいっと二人の間に割り込む。
男の方は不満そうだったけど、ジゼルちゃんを背中に隠したら、そのうち諦めたみたいで帰っていった。とりあえず一安心。
「ジゼルちゃん、大丈夫か?」
「はい。有り難う御座いました、ラザーニャさん」
「いいってことよ。困った時はお互い様~ってな!……って、ジゼルちゃん、俺のこと覚えててくれたのか!?」
俺が驚いてるのを見て、ジゼルちゃんは申し訳なさそうに頭を下げる。
「あ……先日は失礼しました!嬉しかったんですけど、その、急だったもので混乱してしまって。お気を悪くなさったんじゃないかと」
「いやいや、大丈夫!大丈夫だからほら!頭上げて!」
別に、ちょっとショックだったけど怒ってはいないし。むしろ、覚えてて貰えて嬉しいくらいだ。必死でそう伝えて、どうにか頭を上げてもらう。
「それより、怪我とか無くて良かったよ。さっきの奴は?ジゼルちゃんのファン?」
訊ねると、なんとも困った顔。
「そう、なんですけれど……公演期間中は特になんですが、今みたいな強引なファンの方もいらっしゃって」
「ああいうのは良くねぇよな。ジゼルちゃん、他にはこういうこと無かったか?大丈夫?」
「はい。今日はまだ二、三人しか」
……まだ、でソレ!?
やばい、これはやばい。一人で歩かせたら危ない!
「ジゼルちゃん!」
「は、はい!?」
「これから何処か行くのか?危ないし、俺も付いてったら駄目?ほら、ボディーガードってことで」
そう提案すると、ジゼルちゃんは一瞬ぽかんとした顔をしたけど、みるみるうちに真っ赤になった。
「そんな、御迷惑じゃ……」
「そんなことないって!むしろ、ジゼルちゃんを一人にする方が心配だっての」
「あ、えと……それじゃあ、お願いします」
「よしきた!」
変な輩は全部俺が追っ払ってやる!
気合十分に、ジゼルちゃんの隣を陣取った。


ジゼルちゃんは買い物の途中だったらしい(なんでも、買い出し係を決める勝負に負けたんだとか。劇団内ではちょっとしたイベント事みたいなもんなんだって)。
ボディーガード兼荷物持ちをしながら色々話してたんだけど、ジゼルちゃんはあがり性なだけで、慣れれば普通に喋れるしよく笑う子だった。
「ジゼルちゃんって、舞台の上と外とで結構雰囲気違うよな。オンオフの切り替えとか得意なタイプ?」
「そうですね、割と得意だと思います。特に歌う時は、それ以外のことは考えていませんし……」
「へぇぇ、やっぱりプロって凄いんだな!俺、もう一回ジゼルちゃんの歌聴きたいな~」
「有難う御座います。あ、次の公演も歌う作品だそうですから、もしよろしければ観にいらしてください」
「おっ、本当!?絶っ対に観に行く!」
「はい!私、頑張って歌いますね」
この前と違って、にこにこと笑うジゼルちゃん。もう俺には慣れてくれたのかな?だとしたらすっごい嬉しいんだけど!
「うんうん、ジゼルちゃん、笑顔が似合うね!」
やっぱり、笑顔でいる方が良いもんな。俺も楽しくなってきた!


******


色々と話ができて楽しかったけど、いつの間にやら買い物も終わりに近づく。
無事に劇場前に辿り着いて、ボディーガードの仕事は終わりだ。
「あの、ラザーニャさん。今日は本当に有り難う御座いました」
「いいっていいって!俺も楽しかったし。また何かあったら手伝うぜ?」
「ふふ、嬉しいです。頼りにしていますね」
「ああ、任せといてくれよ!」
「はい。……それじゃあ、私はここで。失礼しますね」
「うん、またな。ジゼルちゃん」
持ってた荷物を渡して、くるりと回れ右。
さて帰るかと一歩踏み出したら。
「あ……あの!ラザーニャさん!」
「ん?何だ?」
ジゼルちゃんに呼び止められて、上半身だけで振り返る。
「次の公演も、きっと観にいらしてくださいね!私、待ってますから!」
それだけ言うと、ジゼルちゃんは駆け足で去っていった。後に残されたのは、ぽかんと大口を開けた俺一人。
「……やっばい、完全にファンになっちまった」
最後に見せた笑顔は、今日一番。舞台上のそれよりもよっぽど綺麗で、どうやったって忘れられそうにないや……


******


「オーリオ!次の公演って何時だ!?」
帰ってすぐに、オーリオに訊ねる。
「公演って……あ、この前の劇団の?」
「そう、それ!次は何時やんの?俺、もう一回観たい!」
「しばらく先になると思いますけど……ラザーニャくんの分も、チケット頼んでみましょうか?」
「っ~!ありがとな、オーリオ!」
よし、これで次の公演は確実に観に行けるな!
もう一度あの笑顔に会えると思うと、俺は今から楽しみで仕方がなかった。
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橋谷あも

Author:橋谷あも
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