載せてます

設定に何人か追加してます。

ツヴェトーク ミール エン
ツヴェトーク(メガニウム♂)、ミール(ギルガルド♀)、エン(ドクケイル♂)
ここ最近で追加した子達。
ツヴェンはカーニバル(★メガニウム♂)の兄で、ミールはツヴェンの相棒。エンはシュウ(アゲハント♀)の弟。
ツヴェンもエンも、ネタだけは結構前からあったんですがデザイン放置してて…。練り上がったのと同時にネタがじゃんじゃん出てきてるので、掘り下げていけたらと思います。


追記に文章。
くろがみさん宅のブラッドレイさん(ギルガルド♂)と阿修羅姫さん(★ギルガルド♀)をお借りしています。
誤字脱字が無いことを祈りつつ、キャラ崩壊してないかとか妄想の妨げにならないかとか心配しております。大丈夫だといいな…!
保存転載等はくろがみさんのみご自由にどうぞ。
お子さんお貸し頂き有難う御座いました!



「剣は斬る為の道具であり、それ以外の価値はありません」
王剣様のお言葉は、いつだって正しい。私達ヒトツキ族は斬る為に存在して、斬る為に生きて、死ぬ時はその刀身が折れる時。
そう、それが真理であり私達の存在理由。分かってる、分かってる……筈、なんですが。


**********


「今日はここまでにしておきましょう」
「はい!有難う御座いました!」
剣を収めるブラッドレイに深く頭を下げ、リオネルはそそくさと帰り支度を始める。
その日の反省点を訊ね、その改善を目的として自主的に剣を振るう。普段であればそうする筈の彼女だが、ここ数日は稽古が終了すると即座に何処かへと立ち去っていた。
「……リオネル。貴女、最近何をしているのです?」
「えっ」
リオネルが何をしていようと関係は無いが、彼女を鍛え、研ぎ澄ますのに支障が出てもいけない。念の為行動を把握しておこうとブラッドレイが訊ねると、リオネルは気まずそうに視線を泳がせた。
「え、えーと……何を、とは?」
「ここ数日、随分と帰り支度が速いようですが。稽古の後に何をしているのか……もしくは、何処に行っているのか?お聞かせ願いましょうか」
「別に、何もしてないです。何時も通り、自主練習を」
「その割には刃が全く汚れていませんが、一体何の練習ですかねぇ」
ジロリと睨むと、リオネルは小さな肩を震わせる。相手を欺くのも立派な戦略の一つだが、この少女は何時まで経っても嘘が下手だ。
ちらちらとブラッドレイの顔色を窺い、言い淀んでいるが、やがて沈黙に耐え兼ねたのだろう。リオネルはブラッドレイに尋ねた。
「あの、王剣様。一つ、お尋ねしてもよろしいでしょうか?」
「先に質問したのは私ですが?」
「あっ……!ご、御免なさい!」
「まぁ、いいでしょう。で、何です?」
恐縮した様子で、リオネルは口を開く。
「王剣様は……黒い剣をご存知ですか?」
「黒い剣?」
「はい。装飾用の剣とも違うようですが」
リオネルの言う「黒い剣」に、ブラッドレイはふむ、と小さく頷く。予想が外れていなければ、おそらく『彼女』の事だろうが……下手に興味を持たれても面倒だ。わざわざ教えることもあるまい。
「それは色違いのギルガルドでしょう。珍しい外見をしていますが、それ以外に特筆すべき能力はありません。気にせずとも結構」
「そう、なんですか?」
「そうです。関係の無い事は全て忘れなさい」
「……はい」
リオネルは肩を落とすと、ブラッドレイに小さく頭を下げた。とぼとぼと歩いていくが、その足取りに迷いはない。きっと、目的地は決まっているのだろう。
「……まったく。余計なものに興味を持ってしまいましたねぇ」
これは一度、釘を刺しておいた方がいいだろうか?
ブラッドレイはやれやれと肩を竦め、リオネルの目的であろう『彼女』を脳裏に浮かべた。


「……今日も、いました」
ちらりと壁の端から顔を覗かせ、リオネルは小さく呟いた。
視線の先に居るのは、見慣れぬ異国の衣装を纏った女性。全身が黒いが、先程のブラッドレイの話によれば色が違うだけで彼女も同族の筈だ。
黒い剣はゆったりとした動きで腕を振り上げ、身を翻している。リオネルがブラッドレイから教わる剣術の型とは違い、全身隙だらけだ。
「王剣様の話じゃ、装飾品じゃない……筈ですけど」
数日前に彼女を見掛けてからというもの、こっそりと様子を観察しているが、彼女の動作は戦場における命のやり取りには不向きだ。しかし、何故か心惹かれるものがあった。美しく、優雅で、気品のある動きは、ブラッドレイとはまた違った意味で洗練されている。
「……こう、かな?」
リオネルは、黒い剣の動作に一瞬遅れてその動きを真似てみる。
右腕を上げて、足は円を描く。腰は落として、視線は……
「違うわ。そこはこう」
「っ!」
びくりと震え、リオネルは咄嗟に構えを取った。声の方に視線を上げると、黒い剣は先程リオネルが真似た動作を再度繰り返している。
「いい加減、こそこそ隠れてないで出てきなさい」
凛とした声からは、強い意志を感じられる。実力の程は分からないが、油断しては折られてしまうかもしれない。
リオネルが動けずにいると、黒い剣は再度口を開く。
「出てきなさい」
「……」
じゃり、と地面を踏みしめ、リオネルは一歩前に出た。リオネルの姿を捉えると、黒い剣は驚いたように目を丸くした。
「あら。思ったより小さい子が出てきたわね」
「あ、あの……」
「そんなに怖がらなくたって、取って食ったりはしないわよ。ほら、こちらにいらっしゃい?」
敵意が無いことを示す様に、黒い剣は両手を広げた。その手は剣ではなく、細くて白い女性の手だ。そのことに気付き、リオネルはほっと胸を撫で下ろす。
「貴女、この間からずっと私の事見てたでしょ?」
「はっ、はい。すみません」
「別に謝らなくていいわよ。貴女、名前は?」
「リオネル、です」
名前を訊ねられ、リオネルが答えた。すると、黒い剣は小さく眉を顰めて首を捻る。
「リオネル……?何かしら、何処かで聞いたことある名前ね。誰かの親戚か何かだったかしら」
「いえ、私に親戚はいないです。王剣様になら剣術教わったり、お世話になってますけど」
リオネルに言われ、黒い剣は何か閃いたかのように手を叩いた。
「王剣様?……ああ!貴女、ブラッドのお気に入りの子ね?そういえば、最近見込みのある剣がいるって言ってたわ」
「え、王剣様のこと、ご存知なんですか?」
ブラッドレイは何も言っていなかったが。
訳が分からないといった顔のリオネルに、黒い剣は苦笑交じりに教えてくれる。
「知っている……と言うか、腐れ縁みたいなものね。そこそこ長い付き合いよ」
「そうなんですか……。王剣様は何も仰っていませんでした」
「剣術教わってるんでしょ?アイツのことだから、戦闘に関係無いことは教えなくていいって思ったんじゃないかしら。聞いてる限りだと、貴女に舞は必要無さそうだし」
「まい?さっきの型のことですか?」
「剣術の型とは違うわ。私がやってたのはね、剣の舞っていうの」
「つるぎの、まい」
装飾品の剣は、飾られる他に舞の道具として使われることもあるという。話には聞いていたが、リオネルが実際に見るのは初めてだ。そうか、あれが舞というものか。
「……」
「興味ある?」
「えっ!?」
黒い剣が訊ねると、リオネルは大きな声を上げた。
戸惑った様子ではあるが、その瞳はキラキラと輝いていて、舞に興味を持ったのは明らかだ。
「興味あるなら、ちょっとやってみる?」
「あ……えっと。興味は……あります、けど」
リオネルの脳裏に、ブラッドレイの言葉が蘇る。「関係の無い事は全て忘れなさい」と、彼はそう言っていた。
「剣術に関係無いことをすると……王剣様に叱られちゃいます」
しょんぼりと肩を落とすリオネルに、黒い剣は小さくウィンクして言う。
「勿論、イヤミな王剣様にはナイショで。ね?」
いくら剣術の才能があるとはいえ、他の事に興味を持ってはいけないというのは無理な話だろう。何より、ここまで落ち込んだ顔の子どもを突き放すのは可哀想だ。
リオネルはしばし悩んだ顔を見せるが、やがて小さく頭を下げた。
「それじゃあ、少しだけ……教えて頂けますか?」
「勿論。よろしくね?リオネル」
「はい!えーっと……お名前を伺っても?」
そういえば、名前を聞いていなかった。
リオネルが訊ねると、これまた聞き慣れない響きを持った名を告げられる。
「私はね、阿修羅姫っていうの」
「……あ、すらー……め?」
「……修羅、でいいわ」
「……御免なさい。えーと、修羅さん。よろしくお願いします」
阿修羅姫の舞は、少しばかりの訓練では身に付かないだろう。ブラッドレイの剣術の稽古と併せるとなると、決して楽なものではないが……それでもリオネルの顔は晴れやかなものだった。


「せいっ!」
「甘い」
リオネルの攻撃を軽く流し、ブラッドレイは右手を振り上げる。
何時もならば、ここでリオネルの体勢が崩れるのだ。その隙を逃すことなく、一撃を加える。……そう、何時もならばそのような展開になる筈だった。
「っ!」
「おや、これはこれは」
しかし、リオネルは低い体制から弧を描くように体を回転させ、そのまま勢いにのせてブラッドレイに斬りかかった。まるで舞い踊るかのような動きに、ブラッドレイは小さく眉を動かす。
「そんな動き、私は教えた覚えはないのですがねぇ」
「えっ!と……」
「まぁ、悪くはありませんでした。しかし、あまり余計な知識は身に付けないように。変に癖が付いても困ります」
「は、はい」
ブラッドレイの言葉に、リオネルは肩を落とす。
あれから数日間。剣術の稽古の後で阿修羅姫に教わっている剣の舞は、工夫次第で戦闘にも転用できる。しかし、ブラッドレイはあまりこの戦法を好まないようだ。
リオネルが頭を悩ませていると、ブラッドレイはぼそりと呟く。
「……貴女には、剣の舞は必要ありませんよ」
「え?」
リオネルが視線を向けると、ブラッドレイは手近な石を拾って放り投げた。キンッと高い音が響き、石は二つに分かれて地面に落下してくる。
「剣の舞には、足りない火力を補う効果があります。その為、戦術のひとつとして組み込む者もいますが……知っての通り、舞っている間は少なからず隙が生じる」
「はい」
「貴女にはそのような戦闘スタイルは合いません。無理に舞わずとも、純粋な攻撃力が高いのですから。わざわざ隙を作るリスクを負うことはありません」
ブラッドレイはまたも石を拾い、今度はリオネルに向かって投げた。リオネルは眉一つ動かさず、その石を斬ってみせる。
「この通り。貴女は舞わずともよく斬れる」
「……はい」
「……ですから、もうそろそろ舞の稽古などお止めなさい。あの剣に関わることは禁じます」
「っ!」
目を見開き、リオネルが凍り付いた。ブラッドレイには何も言っていないが、阿修羅姫との舞の稽古のことがばれている。
「王剣、様。でも」
「リオネル」
リオネルは言い募ろうとするが、ブラッドレイに睨まれ口をつぐんだ。無言の圧力に耐えきれず、逃げ出すように走り出す。
「やれやれ……走り込みは今日のメニューにありませんよ?」
どうせ行き先など分かりきっているのだ。ブラッドレイはゆったりとした足取りで、リオネルの後を追い……阿修羅姫の元へと向かった。


「修羅さんっ!」
「あら。どうしたのリオネル?今日は随分と早……っ!」
聞き慣れた声に阿修羅姫が振り向くと、全力で走ってきたのであろう、息を切らせたリオネルが飛び込んできた。
体で受け止めると、リオネルは阿修羅姫の胸に顔を埋めて小さく震えだす。……泣いている、のだろうか?
「ちょっ、どうしたのよ?」
「しゅ、らさ……どうしよ、どうしましょう」
阿修羅姫が問い掛けるが、リオネルはえぐえぐと声を詰まらせるだけだ。
「まったく……泣いてちゃ分からないわよ。何かあったのなら言いなさい」
「お、王剣様が」
「ブラッドがどうしたの?もしかして苛められた?……って、それは何時もか」
苛めとは言わなくとも、日々のスパルタ教育にも耐えているリオネルがこれ程までに涙を流すとは。
阿修羅姫が促すと、リオネルはぽつぽつと言葉を紡ぐ。
「王剣様が、修羅さんとのお稽古のことご存知で……」
「ああ……ばれちゃったのね。それで?」
「もう、舞を教わったらいけないと。修羅さんに関わるのは禁止だと……そう、仰って」
「はぁ!?」
リオネルの話に、阿修羅姫は大きな声を上げた。接触禁止だなんて、あの男は何のつもりなのだろうか!?
泣きながら訴えるリオネルは、真剣な目をしている。この少女にとって、剣の舞はきっと初めて夢中になれたものなのだろう。
「修羅さん、どうしましょう。私、修羅さんに教えて貰いたいこと沢山あります」
「リオネル……」
ぎゅっと着物の裾を掴む小さな手を、阿修羅姫の手が包もうとした瞬間。
「やれやれ。そのやる気をもう少し剣術に向けたら如何ですか?」
「っ!ブラッド!?」
阿修羅姫とリオネルの間に割り込むように、すらりと繰り出された剣。
相変わらずの涼しい顔を浮かべたまま、ブラッドレイはその鋭い刃をリオネルの喉に向ける。
「リオネル。私はこの剣に関わらないようにと、そう言った筈ですが?」
「あ……」
「ブラッド!止めなさいよ!」
震えることすらできず、リオネルは視線をブラッドレイへと向ける。ブラッドレイの冷たく乾き切った目は、深く暗い闇のようだ。
……駄目だ。この人に逆らえば、確実に折られてしまう!
「リオネル。返事は?」
「……申し訳ありませんでした、王剣様」
する、と阿修羅姫の着物から手を離し、リオネルは一歩後ろへと下がる。恐怖のあまり力無く俯いた姿は、見ていて痛々しい程だ。
「分かったのであれば、行きなさい。今後は此処に近寄らないように」
「はい……」
俯いたまま、リオネルは走り出す。
「リオネルッ……!」
阿修羅姫は追い掛けようと身を乗り出したが、それよりも速くブラッドレイに腕を捕まれた。
「おっと。貴女への話はまだ終わっていませんよ」
「ちょっと、邪魔しないでよ!」
振りほどこうともがくが、ブラッドレイはびくともしない。じりじりと壁際に追い詰められ、逃げ場を失う。
ブラッドレイの肩越しに見えたリオネルの背は、いつの間にか遥か遠くへと消えてしまっていた。


「さて修羅、最近リオネルに余計な事を吹き込んでくださっているようですが……。どういうつもりですかねぇ?」
威圧感のあるブラッドレイの言葉に怯みかけるが、阿修羅姫は強気な表情を浮かべて言う。
「き、興味ある事をやらせてあげてるだけよ。『お気に入り』の教育を邪魔されて、気分を害したなら御免なさいね、王剣様?」
「まったく、迷惑極まりない」
「あら、そう?でも、あの子は剣術より舞の方がよっぽどお気に入りみたいよ」
ふふんと鼻で笑い、阿修羅姫は挑発的な言葉を投げる。ここで負けたら、リオネルの涙も本当に無駄になってしまうだろう。それに阿修羅姫自身も、彼女に舞を教えている間は悪い気はしなかった。
「彼女に舞は不要です。折角、戦闘の才能があるのですから、それを伸ばすべきだと思いますが」
「あら?それを言うなら、舞の才能だってあるわ。なかなか筋も良いし、鍛えれば伸びるわよ」
「……」
「……」
しばし無言で睨み合っていたが、やがてブラッドレイが小さく溜息を吐き、阿修羅姫から離れた。
くるりと踵を返し、背を向けたまま言う。
「今後は、くれぐれも邪魔をなさらないよう。いいですね?」
「私が何もしなくても、そんなやり方を続けてたらそのうち逃げられるわよ?まぁ、私は別に構わないけどね……そうだわ、リオネルに伝えて頂戴?何時でも弟子入りにおいでって」
挑発するように笑う阿修羅姫に、ブラッドレイは上半身だけで振り向いた。素早く右手を伸ばし、阿修羅姫の頬を抓り上げる。
「ひょっ、あにひゅんのよっ!」
「そうですね、たっぷり伝えておきますよ。尊敬する『師匠』がどれだけ間抜け面を晒した痴女なのかをね」
「っ!誰が痴女だ!」
「やれやれ、品の無いことだ……教育に悪いですよ」
阿修羅姫の唇を塞ぐように、ブラッドレイは指先を押し当てた。
「っ!?」
阿修羅姫は一瞬身を強張らせるが、ブラッドレイに攻撃の意思は無いようだ。予想外に優しい指先に言葉を失い、戸惑いの色が浮かぶ。
「では、私はこれで。……貴女が邪魔してくださった分を取り返すのは、少々骨が折れそうだ」
そっと指先を離し、今度こそブラッドレイはその場を去って行った。
一人残された阿修羅姫は呆気にとられた様子だったものの、すぐに我に返り呟く。
「……そっちこそ、教育に悪いじゃない!」
子どもを泣かせて、脅して、挙句の果てには自分まで手玉に取るなんて。何処までも底の知れない男だ。
リオネルの将来が不安になり、阿修羅姫は天を仰ぐ。血の様に赤い夕焼け空は、はたして何を暗示しているのだろうか……?
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橋谷あも

Author:橋谷あも
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